1.UFO
作詞:阿久悠
作曲:都倉俊一
UFO
手を合わせて見つめるだけで
愛しあえる話も出来る
くちづけするより甘く
ささやき きくより強く
私の心をゆさぶるあなた
ものいわずに思っただけで
すぐあなたにわかってしまう
飲みたくなったらお酒
眠たくなったらベッド
次から次へとさし出すあなた
信じられないことばかりあるの
もしかしたらもしかしたら そうなのかしら
それでもいいわ 近頃少し
地球の男に あきたところよ
でも私は確めたいわ
その素顔を一度は見たい
鏡にうつしてみたり
光をあててもみたり
それでもあなたは普通のあなた
あゝ突然 オレンジ色の
あゝ光が私をつつみ
夢みる気持にさせて
どこかへさらって行くわ
やっぱりそうなの素敵なあなた
信じられないことでしょうけれど
嘘じゃないの嘘じゃないの ほんとのことよ
それでもいいわ 近頃少し
地球の男に あきたところよ
2.レディーX
作詞:阿久悠
作曲:都倉俊一
このままでいいでしょ いつの日か逢いましょ
名前などいいじゃないの レディーXで
その方が楽しく お話も出来るわ
何もかも知った後は さびしくなるだけよ
さあダンスをしましょう もうお別れよ
そんな顔しないでいて
楽しみが薄(うす)れるわ
不思議がいいのよ
恋なんて謎(なぞ)があるうちよ
暗闇(くらやみ)のくちづけ 香水の匂いを
今度まで忘れないで レディーXの
この次は名前を その次はアドレス
段々に教えましょうね 洒落(しゃれ)てる遊びでしょ
さあ乾杯しましょう もうお別れよ
とてもうれしい夜だわ
恋をした気分だわ
尾(つ)けたりしないで
運命にみんなまかせましょう
3.サウスポー
作詞:阿久悠
作曲:都倉俊一
背番号1のすごい奴が相手
フラミンゴみたい ひょいと一本足で
スーパースターのお出ましに
ベンチのサインは敬遠だけど
逃げはいやだわ
男ならここで逃げの一手だけど
女にはそんなことは出来はしない
弱気なサインに首をふり
得意の魔球を投げこむだけよ
そうよ勝負よ
しんと静まったスタジアム
世紀の一瞬よ
熱い勝負は恋の気分よ
胸の鼓動がどきどき 目先はくらくら
負けそう 負けそう
私ピンクのサウスポー
私ピンクのサウスポー
きりきり舞いよ きりきり舞いよ
魔球は魔球はハリケーン
背番号1のすごいやつが笑う
お嬢ちゃん投げてみろとやつが笑う
しばらくお色気さようなら
でっかい相手を しとめるまでは
ちょいとおあずけ
さっと駈けぬけるサスペンス
スリルの瞬間よ
熱い視線が からみ合ったら
白い火花がパチパチ 心はめらめら
燃えそう 燃えそう
私ピンクのサウスポー
私ピンクのサウスポー
きりきり舞いよ きりきり舞いよ
魔球は魔球はハリケーン
4.アクセサリー
作詞:阿久悠
作曲:都倉俊一
いつも腕にぶら下り
あなただけのアクセサリー
そんな私だったけど
それだけじゃ駄目なの
この頃のあなたの目
飾(かざ)り物見てるみたいよ
他(ひと)のひと見つめる目の光
まるで違うわ
カフスボタンみたいなの
お気に入りのアクセサリー
これじゃ恋といえないわ
もう一度やり直し
あなたから はなれるわ
居心地(いごこち)はとてもいいけど
このままじゃいつかはつらくなる
それがわかるの
慣(な)れた腕をはなれたら
心細くなって来る
ひとり歩きした後は
恋人と認(みと)めてね
慣(な)れた腕をはなれたら
心細くなって来る
ひとり歩きした後は
恋人と認(みと)めてね
5.モンスター
作詞:阿久悠
作曲:都倉俊一
モンスター この私の可愛いひと
モンスター 目をさますのよ
モンスター さあお前の出番なのよ
モンスター 満月だわ ワォワォ……
喉がかわいて困るなら トマトジュース買ってやる
牙がかゆくて困るなら 鉄のヤスリ買ってやる
夜明けまでは まだ間がある
羽のばして楽しみなさい 夜のお散歩
顔に縫い目があったって こわいひとと限らない
爪がキリキリとがっても 悪いひとと限らない
この世の中 いただけない
人ばかりがうようよして 真暗闇じゃないかしら
夏の夜は色っぽくふけて行く
誰もが熱いキスをかわし たまらない
そこどけ そこどけ ほうら そこどけ そこどけ ほうら
ほうら ほうら ほらほら
モンスター さあ勇気を出してごらん
モンスター 大いばりでね
モンスター ふるえていちゃ駄目じゃないの
モンスター 手をあげるのよ
モンスターがきたぞ モンスターがきたぞ モンスター…
私ついててあげるから 何もこわいものはない
もしも何かが起ったら 悲鳴あげて逃げるのよ
気の弱さが 心配だわ
やさし過ぎるその心が 傷つくことがあるかもね
夏の夜は色っぽくふけて行く
誰もが熱いキスをかわし たまらない
そこどけ そこどけ ほうら そこどけ そこどけ ほうら
ほうら ほうら ほらほら
モンスター もうお前はやさし過ぎて
モンスター ぼろぼろなのね
モンスター この私の可愛いひと
モンスター おやすみなさい
モンスターがきたぞ モンスターがきたぞ
6.キャッチ・リップ
作詞:阿久悠
作曲:都倉俊一
お熱いものだと アア…きめないで
恋にもクールな アア…ものがある
ふとしたはずみで知らされて
私の世界が変ったわ
キャッチ・リップ 私の私のくちびるを
キャッチ・リップ あなたがあなたが飾るのね
だけどもこれは 二人の秘密(ひみつ)
誰にも誰にも 教(おし)えない
億万長者(おくまんちょうじゃ)も アア…いいけれど
世界のスターも アア…いいけれど
私にとっては只(ただ)ひとり
あなたが誰よりすてきなの
キャッチ・リップ 恋して色づくくちびるを
キャッチ・リップ あなたがすばやく狙いうち
言葉でいえば 簡単(かんたん)だけど
ムードでムードで 教えたい
つめたい女と アア…いわないで
つめたいやけども アア…あるものよ
心のどこかにうずもれた
きらめく宝石見つけてよ
キャッチ・リップ 氷が炎(ほのお)になるような
キャッチ・リップ くちづけあなたにあげたいわ
やさしい胸で とろける時を
私は私は 待っている
7.透明人間
作詞:阿久悠
作曲:都倉俊一
まさかと思っているのでしょうが
実は 実は
私 透明人間なのです
ショック……
ショック……
ショック……
ショック……
世間をさわがす不思議なことは
すべては透明人間なのです
天下無敵のチャンピオン
突然ダウンを食ったのも
スプーンを曲げたり ねじったり
念力ブームも 私です
透明人間 あらわる あらわる
透明人間 あらわる あらわる
嘘をいっては困ります
あらわれないのが 透明人間です
消えますよ 消えますよ
消えます 消えます
消えます 消えます
ショック……
ショック……
ショック……
ショック……
この世の奇跡といわれることは
すべては透明人間なのです
エクソシストの大恐怖
ベッドがガタガタ動くのも
お皿やカップが人間を
襲っていたのも 私です
透明人間 あらわる あらわる
透明人間 あらわる あらわる
無茶をいっては困ります
つかまらないのが 透明人間です
消えますよ 消えますよ
消えます 消えます
消えます 消えます
透明人間 あらわる あらわる
透明人間 あらわる あらわる
嘘をいっては困ります
あらわれないのが 透明人間です
消えますよ 消えますよ
消えます 消えます
消えます 消えます
8.スーパーモンキー孫悟空
作詞:阿久悠
作曲:都倉俊一
スーパーモンキー スーパーモンキー
スーパーモンキー 孫悟空
ランボルギーニの おにいさん
俺らとレースを してみるかい
これから流行(はやり)はこいつだぜ
空とぶ雲だよ きんと雲
メタメタメタ集まる女の子
うるさい うるさい どいてくれ
俺らはまだまだ忙しい
スーパーモンキー あっ 孫悟空
スーパーモンキー あっ 孫悟空
冒険 冒険 また冒険
冒険 冒険 また冒険
冒険 冒険 また冒険 冒険
スーパーモンキー スーパーモンキー
スーパーモンキー 孫悟空
ドロンにしびれる おにいさん
遅れたひとねと ふられるぜ
二枚目なんかじゃもてないよ
個性の時代を知らないか
キャッキャッキャアキャア騒ぐな女の子
しずまれ しずまれ 消えてくれ
俺らにゃ俺らの夢がある
スーパーモンキー あっ 孫悟空
スーパーモンキー あっ 孫悟空
冒険 冒険 また冒険
冒険 冒険 また冒険
冒険 冒険 また冒険 冒険
スーパーモンキー スーパーモンキー
9.カメレオン・アーミー
作詞:阿久悠
作曲:都倉俊一
この私 射とめるのなら 油断は駄目よ
手を出せば痛い目にあう 覚悟がいるわ
ほらあなたの後にいる もうあなたを狙っている
もし私が口笛吹いたら カメレオン・アーミー
その髪をグリスで固め つっぱってても
銀色のモンスターマシン 走らせてても
ほらあなたの後にいる もうあなたを狙っている
もし私が口笛吹いたら どうする
あなたもここじゃ ちょいと顔だけど
ミルクでも飲んだらすぐにお帰りよ
そろそろ来る カメレオン
そろそろ来る カメレオン
見えつかくれつ 変幻自在
スパンコールのカメレオン・アーミー
女だと甘く見てたら 狼たちよ
泣きべそをかくことになる それでもいいの
ほら近くにひそんでいる この私の親衛隊
指一本動かしただけで カメレオン・アーミー
夜がふけて レインボーカラー
ダンシング スクエア
レザービーム走りぬければ 星さえ落ちる
ほら近くにひそんでいる この私の親衛隊
指一本動かしただけで どうする
あなたの腕じゃちょいと無理だから
早々に尻尾を巻いてお帰りよ
そこまで来た カメレオン そこまで来た カメレオン
見えつかくれつ 変幻自在
スパンコールの カメレオン・アーミー
10.ドラゴン
作詞:阿久悠
作曲:都倉俊一
流れ星が一つ消えて
夜の闇が深くなった
アスファルトはジャングルだよ
飢えたけものばかり歩く
ひとり歩きの 女の子には
危険いっぱい 闇夜にご用心
HELP ME DRAGON
黒い影が一つ二つ
靴の音がカタリカタリ
臭い酒の息をかけて
悪い奴が肩を叩く
映画だったら こんな場面に
きっと誰かが 助けに来るのに
HELP ME DRAGON
何するの馬鹿なことはやめて
肩にさわらないで
大声で叫ぶわよ 助けを呼ぶわよ
助けてよ ドラゴン
助けてよ ドラゴン
頼りになるのはあなただけ
稲妻みたいに駈けて来て
目のさめる早技で 奴らをやっつけて
お嬢さん お待ちどう 安心してなさい
HELP ME DRAGON
風の音がひゅるるひゅるる
秋の枯葉通り過ぎて
飢えた獣たちが迫る
どこもここも行きどまりよ
足はふるえる 汗は流れる
声はかすれる どうにも出来ない
HELP ME DRAGON
何するの馬鹿なことはやめて
肩にさわらないで
大声で叫ぶわよ 助けを呼ぶわよ
助けてよ ドラゴン
助けてよ ドラゴン
群がる男がバタバタと
舗道にたおれたその中に
夢にみたあのひとが スックと立っている
お嬢さん 夜遊びは 今日からおよしなさい
COME BACK DRAGON
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